採用情報

先輩の声

看護師

  • 看護師Kさん

    看護師Kさん

    この病院で働いている男性看護師は10人ほど。これだけ男性スタッフがいると、声をかけやすいですし、お願いごともしやすいので助かっています。
    もともとは別の急性期病院に勤務していましたが、男性看護師は私一人だけでした。それに、患者さんが退院するまでのスピードがあまりにも早く、もっとじっくり患者さんと接することができないかという悩みを抱えていました。ちょうどそのころ、療養型の奈良春日病院を紹介していただきました。
    この病院には、長期にわたって療養されている方が多いので、患者さんと1対1で深く関われます。また、褥瘡ケアに特に力を入れていて、長年の治療実績も蓄積されているので、目に見えて褥瘡が改善していく様子を見ることもできます。こうした経験ができるのは、療養型の病院ならではだと思います。
    ただ、長い期間患者さんと接している分、毎日の細かい変化に気づきにくい面があります。終末期を迎える患者さんもいらっしゃる中、小さな変化を敏感に察知し、患者さんに「あなたに関わってもらって良かった」と思っていただくためにはどうすればいいか、日々考えています。
    そんなときに頼りになるのが先輩看護師。こちらが答えを出すまで根気強く待ってくださるところに優しさを感じます。また「分からないことは分からないでいいし、失敗してもいいよ」と声をかけてくださるのも、とても安心できます。
  • 看護師Uさん

    看護師Uさん

    看護師になって10年。この病院で働くようになったのは2年前からですが、それまでは別の外科病院で働いていました。以前の職場は残業が多く、帰宅するのが夜9時を過ぎることもざらでした。もう少し子育てしやすい病院に移りたいな、と思っていたとき、ホームページで見つけたのが奈良春日病院。24時間の院内保育があり、小さなお子さんがいる方も働いていると書かれていたので、一度見学に行ってみようと思いました。
    見学に来たときに感じたのは、病院全体の雰囲気の良さです。病棟を見学したときも、皆さんが笑顔であいさつしてくれました。そして、何といっても魅力的だったのが残業の少なさ。働きやすそうな職場だと感じたので、ここに入職を決めました。
    働き始めて一番うれしかったのは、夜7時には家族で晩ごはんを食べられるようになったことです。それまではお弁当を買って子どもたちに食べさせたりしていましたが、いまは私が作ったごはんをみんなで食べています。ああ、普通の生活ができているな、と実感しています。
    この病院では、看護師と患者さんがとても密に接しています。どうしてほしいのか、何を不安に感じているかなど、一人ひとりの看護師が本当によく耳を傾けています。患者さんの声なき声を察し、自分から声をかけることもよくあります。そんな関わり方こそ、看護師の本来の仕事ですよね。
  • 看護師Fさん

    看護師Fさん

    私が最初に就職したのは、この病院ではなく、急性期の病院でした。とても忙しい職場で、看護というよりも治療の場という雰囲気が強く、一人の患者さんをじっくりお世話する余裕はありませんでした。でも、私がしたかった看護は、患者さんの日常的なお世話をすること。それが急性期病院では難しいと感じ、転職を決意しました。
    奈良春日病院のことは、転職サイトを見て知りました。病院見学のとき、職員の方々があいさつしてくださったことが印象的でしたが、ここに就職しようと思った決め手は、病院全体がきれいに整えられていたこと。病室も患者さんも清潔感にあふれていて、全体的にとても明るいイメージがありました。
    実際に働いてみて、あのとき感じたイメージは本物だったと実感しています。ギャップなく職場に入ることができ、爪を切ったり、髭を剃ったりと、私が望んだような細かい患者さんケアができていると思います。
    先輩看護師の思いやりも、経験の浅い私にはとてもうれしかったですね。入職後の3ヶ月間、私をマンツーマン指導してくださったプリセプター(先輩看護師)は、指導期間が終わるとき、「Fさんには大きな失敗をしてもらいたくなかったから、そういうことがないようサポートしたつもりだよ」と言ってくださいました。その言葉通り、失敗して落ち込むこともなく3ヶ月間を過ごすことができたと思います。
  • 看護師Yさん

    看護師Yさん

    子育て中のママが多い職場なので、時間内に力を合わせて仕事をやり切ろう、という空気があります。保育園に子どもをお迎えに行かなくてはならない看護師がかなりいるので、みんな動きがとても効率的。力を合わせて集中して一気に仕事に取り組むので、メリハリがあります。
    子育てを終えた先輩看護師もたくさんいて、時には愚痴を聞いてもらったり、子育てのアドバイスをいただいたり。プライベートな相談ごともよくしています。また、子どもの体調が悪く、今日は自宅で見てあげたいなと思うときは、こちらの気持ちを察してくれて「休んでいいよ」と言ってもらえるので、とても助かっています。
    したい看護をさせていただけるのも、この病院の良さです。寝たきりでお風呂に入れていない患者さんの洗髪を「今やっていいですか?」というと、皆がぱっと集まってきて協力してくれますし、文献で調べてきたケアを提案すれば「やってみていいよ」と快くチャレンジさせてくれます。患者さんの清潔ケアについては、率先してさせてくれている気がしますね。
    患者さんの中には、言いたいことを我慢しておられる方もいらっしゃいます。そんな方々の「本音を言える唯一の存在」になりたいと思っています。人の心に寄り添える看護師になることが、今の私の目標です。
  • 看護師Sさん

    看護師Sさん

    大学では、看護とはまったく関係ない農業の勉強をしていました。そんな私が看護の道に入ったのは、大学卒業後、知り合いの紹介でクリニックに就職したのがきっかけです。受け付け事務をしていたのですが、看護の知識もスキルも何もないので、患者さんに対して何もできなくて…。あるとき、患者さんが目の前で急変されたのに、私はドクターと看護師を呼ぶことしかできませんでした。
    これではダメだと思ったのと、何か手に職をつけなければという思いがあり、仕事を辞めて看護学校へ。そして卒業後、学校から紹介された奈良春日病院に入職しました。職場を決めるとき、ほかの病院にも見学に行きましたが、ここを選んだのは、病院の雰囲気が明るくて楽しそうだったから。私は高齢者が好きで、性格的にゆったりしているので、奈良春日病院のような療養型の病院が合っていると思いました。
    働き始めたばかりなので、まだ右も左も分かりませんが、最初の研修では、学校で学んだ採血の手順などを、復習を兼ねてもう一度教えてくださるなど、丁寧に指導していただきました。私のように、昔から看護師になりたかったわけではない人でも、ここでなら「患者さんに安心感を与えられる看護師」を目指せると思います。

介護士

  • 介護福祉士Nさん

    介護福祉士Nさん

    高校のとき「福祉の道に進みたい」と先生に相談したところ、教えてもらったのがこの病院。部活の先輩が何人か働いていたこともあり、就職を決めました。先輩がいてくださることがとても心強かったんです。
    でも、職場では知っている先輩とばかり仕事をするわけではありません。私が最初に職場の方々を見て感じたのは「皆さん、優しくて厳しい」ということ。あいさつや気配りなど、社会人のマナーについてはビシッと指摘されますが、ミスをしてしまったときなどは、人知れずフォローしてくださいます。
    新人のころ、患者さんにどんな言葉遣いをしたらいいか分からず、きつい言葉がパッと出てしまったことがあります。そのとき先輩が、患者さんに「ごめんなさいね」と私の背後でそっと謝ってくれました。そういうさりげないフォローに、何度も助けられました。
    子どもを出産してからもずっと働き続けていますが、それができるのは、子どもの急な病気や学校行事があるとき、勤務に融通を利かせてくださるから。子育てママが多い職場なので、お互い様という雰囲気があり、「大丈夫よ」と言って理解してくれます。それが一番うれしいですね。
    ここは療養型の病院なので、患者さんのほとんどは高齢者、つまり人生の先輩です。そうした方々を敬い、自宅にいるような感覚で過ごせる環境づくりをしている。そこがこの病院のいいところだと思います。

療法士

  • 音楽療法士Oさん

    音楽療法士Oさん

    当院入院患者様及びデイケアと、グループホームを対象とした集団の音楽療法を行っています。音楽療法と聞くと「音楽を聴くだけ?」と思われる方もいらっしゃいますが、声を出して歌ったり、バチを持ってもらったりすることで、口からごはんを食べたり、手の麻痺を予防したりする効果を期待できます。
    私が音楽療法士になったきっかけは、学生時代に目にした障がい者コンサート。当時、ぼんやりと「音楽で人の助けになれたらいいな」と思っていたのですが、コンサートで皆さんが生き生きとしている姿を見て、恥ずかしながら感動して泣いてしまいました。そのときから「私もこんなことをサポートできる仕事をしたい」と思うようになりました。
    現在は、1対1の音楽療法よりも、皆さんで一緒に音楽を聴いたり歌ったりという集団で行う音楽療法が中心です。参加した方から「楽しかった」という声をもらえるとうれしくなりますが、たとえ表情や言葉に表れなくても誰かと音楽を共有する体験をしてもらえるだけでいいと思っています。あまりお話のできない方が、音楽を聴くことで、生き生きとした表情に変わったり、昔懐かしい曲を聴いて涙ぐまれたりなど、たくさんの方と同じ場所で同じ音楽を楽しむことで、社会性も生まれると思います。
  • 作業療法士Oさん

    作業療法士Oさん

    患者さんの日常生活を支えるため、日常動作の訓練や機能訓練を行っています。患者さんの中には、体に障がいを負われている方もいらっしゃいます。状態によっては、元通りの元気な体に戻るのが困難な場合もあります。でも、そんな方であっても、ほかの患者さんやスタッフと会話したり、音楽を聞いたり趣味を楽しんだりと、自分らしく毎日を過ごすことは可能です。そのための支援をするのが、私たち作業療法士の重要な仕事です。
    患者さんにとって、一番いい関わり方とはどんなものかそれを考える機会になっているのが、2週間に1回の症例確認会です。新規の入院患者さんや、特に配慮が必要な患者さんについて、理学療法士や言語聴覚士を交えて話し合っています。また、会議以外でも日常的に情報交換をしていて、職員が集まるスタッフルームでは「あの患者さん、いま調子はどう?」というふうに、お互いに意見を交わし合っています。
    長期に入院している方が多いので、患者さん本人やご家族とじっくり時間をかけて関われるのが、当院の良さ。関係性をしっかりと築けるので、より安心感を持っていただけるのではないかと思います。
    また、周囲に自然があふれている環境なので、患者さんも私たちもいやされます。病院から出て外の空気を吸っているだけで、気分がリフレッシュ。天気のいい日は、よく患者さんといっしょに散歩に出ていますよ。
  • 理学療法士Iさん

    理学療法士Iさん

    入院している方々が自分に必要な動作ができるよう、リハビリや訓練をするのが私の仕事です。患者さんの中には、退院して自宅で過ごすことを目標にしておられる方もいれば、長期入院の間、少しでも体を動かすことを目標にしておられる方もいます。そうした個々の目標に応じたリハビリを心がけています。
    作業療法士や言語聴覚士との連携は日常的に行っていて、それが大いにリハビリの役に立っています。例えば、作業療法士は患者さんの性格や心理面をよく把握しているので、その患者さんがどんなことが好きかを事前にお聞きし、リハビリに生かすことができています。スタッフ同士、とても話しやすい雰囲気がありますので、そうした連携や情報交換がしやすいですね。
    私が担当させていただいているのは、下は61歳、上は100歳と幅広い年齢層の患者さん。祖父が寝たきりになったのが、この仕事に就こうと思ったきっかけです。中には、意思疎通が取れない状態にある方もいらっしゃいますが、だからこそ、患者さんのご家族としっかり向き合い、その思いを把握することが大切だと考えています。最後まで、長くお役に立てればと思っています。
  • 言語聴覚士Kさん

    言語聴覚士Kさん

    私の主な仕事は、食事の嚥下訓練を行うことです。患者さんの多くは80〜90代なので、その方々が安全に食事できるようサポートしています。具体的には、誤嚥に注意しながら、食事の姿勢や経過などを見て調整をしています。
    高齢になればなるほど、誤嚥のリスクは高くなります。特に認知症患者さんの場合は、誤嚥してもむせが起こらないケースもあるので、知らない間に誤嚥していることもあります。そうしたことに気を配るのが、私たち言語聴覚士の仕事です。
    私の専門は嚥下ですが、食事の姿勢となると、理学療法士や作業療法士の知識や経験も必要です。そんなときは職種を超えて協力し合い、手を使った食事の仕方なら作業療法士に、座位姿勢なら理学療法士にと、それぞれのプロにアドバイスをもらっています。こうした連携例はとても多いですね。
    この病院では、長い期間にわたって患者さんの経過を見ていけるので、リハビリの効果を継続的に追いかけることができます。患者さんが3〜4ヶ月で退院される病院では、こうした経験はなかなかできないと思います。一人の患者さんに深く関わり、最後まで診ることができるのも、療養型の病院ならではだと思います。